ホワイトハウスは昨日紹介したばかりですがお話には続きがあります。
一家と周辺住民を殺した一人娘は我に帰り、山奥へと逃げていきます。

「私はなんて事をしてしまったのだろう・・・」
そう途方に暮れ、ひたすら山を登り逃げていくと、怪しげな廃墟が見えました。
崖の上にあって、彼女の足では到底登れそうにない場所ですが
彼女は逃げ出したい一心で険しい崖を登り始めました。
廃墟にたどり着く頃には、彼女の体はイバラで傷だらけになっていました。
「私が殺してしまった人の痛みに比べれば、このくらい・・。
あぁ、私は大変な罪を犯してしまった。贖罪などできるはずもない・・。」
そう思いながら廃墟に入りました。
廃墟は2階建て、彼女は導かれるように２階へと上がっていきました。

奥に進んでいくと、窓から光の差す小さな部屋に着きました。
足元を見ると、ロープ、小さな椅子。
はっと上を見上げると・・・大きなフック。
彼女は思いました、神様が贖罪のチャンスをくれたと。
これ以上迷惑をかけないうちに、自殺してしまおう。


これが、ホワイトハウスから続く悲劇の終わりです。

この建物は鉄塔が近くに建っているため自殺電波塔と呼ばれるようになりました。
ホワイトハウスと対比して、ブラックハウスなどとも呼ばれます。
自殺電波塔は崖の上に建っているために人を寄せ付けません。
心霊スポットとしてはホワイトハウスよりはマイナーです。
たどり着くのが困難と、ホワイトハウス伝説の続きを知る人が少ないからです。
ブラックハウスに行くのは困難ですが、下から見上げた時に人影が見えたなどとも言われます。
一度見に行ってみてはいかがでしょうか?